6月末と7月早々に二度にわたり鹿児島は出水の東雲アジサイ園に宮上誠氏を訪ねた。
山間に15ヘクタールもの山峡を切り開き、一大アジサイ園を築き上げた「山興し・国興し」のご仁です。
私が、東雲アジサイ園を初めて訪れたのは2年前のことでした。
その時の、宮上氏とアジサイ園があまりにも強烈に私の中に入り込んできたのを今も鮮明に記憶しています。
それは、私が初期とは言え癌の宣告を受け、手術直前の事でした。術後の生存率何パーセント・・・などと説明を受けると。 全く症状の無い状況であっても、万が一・・・・・と言う思いが頭をよぎるものです。
里山の再生に取り掛かって5年目の事です。
息子に後を託したく、二人で東雲アジサイ園を訪ねました。
東雲アジサイ園の事は以前から2~3の方々から聴いていました。
里山の将来像をイメージしての訪問でした。
私たち親子を迎えてくれた宮上さんの話に、私は本当に心をうたれ勇気と希望をいただきました。
事情を話した私たち親子を前に、氏は立ち上がりにわかにお腹を出したのです。
そこには胸からおへその下まで開腹した跡がありました。
膵臓癌で死の宣告を受けた彼は、死の恐怖から逃れるためにも一心不乱でアジサイや桜やモミジなど植え続けたそうです。
「気が付いたら13年が経っていました。 お迎えが来んのです。 吉田さん!」
「吉田さん! 夢と希望があったら 絶対死にませんよ!」
そう言って、私を励ましてくれたのです。
それからは、一日も私はこの言葉を忘れたことはありません。
昨秋「里山再生フォーラム」にゲストでお招きして以来の再開でしたが、宮上さんもアジサイ園も一段と輝いていました。
東雲アジサイ園⇒
www.nippon-no-ajisai.net/
ちょっとアジサイの時期が過ぎましたが、きっと宮上さんに元気をいただくことができると思います。
それにしても、重機も無く死の恐怖との向かい合わせで、よくあそこまでできたものだと・・・・・
それはもう人間業とは思えない世界です。
街興しは、もうみんなに任せてこれからは「山興しですたい・・・」と熱く語る宮上さんは仙人だー
きつと、みなさんも元気をもらえますよー 
19年前に、山を購入。その広さは15ヘクタール。出水市街から移り住んだという谷川は現在約150種10万株のアジサイで圧巻。 写真は、手作りの展望茶室からレストハウス、ギャラリーを望む。
ギャラリーには自ら制作の陶器・木工・鉄骨アート、絵・・・スペースも作品もユーモアと研ぎ澄まされた感性にあふれている。